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Paper2対策のための考察

  • 執筆者の写真: STUDIO.S日本語教室
    STUDIO.S日本語教室
  • 2023年7月22日
  • 読了時間: 3分


  • Paper2の試験内容

  • Paper2の採点

  • Paper2の試験時間

  • 作品の選び方

  • Paper2の質問への答え方


Paper2の試験内容


ペーパー2の試験は、3つまたは4つの課題が出題されます。これらの選択肢から1つを選び、それについて2500字から3500字の比較エッセイを書きます。

試験中は 作品にアクセスできません。ただし、この先この点は変更されるとも言われています。


Paper2の評価


Paper2では、エッセイの構成や言語よりも、エッセイで提示されたアイデアに価値が置かれます。

※評価に関しては別のエントリーで詳しくまとめます。


Paper2の試験時間


  • スタンダード・レベル(SL)は 1.5 時間(90分)

  • ハイヤー・レベル(HL)は 2 時間(120分)


作品の選び方


  • IOおよび HL エッセイの提出に使用した作品について書くことはできません。

  • 2 つの文学作品に焦点を当てて回答しなければなりません。

   ※「言語と文学」で学習した非文学作品をこの評価に使用することはできません。

  • 2 つの異なる文学形式 (ジャンル) を比較できます。

新しい形式でのPaper2に備えるためには、準備する作品が2つだと厳しいかもしれません。

質問を選択する際の選択肢を広くするために、できれば3つの作品で準備したほうが良いでしょう。


Paper2の質問への答え方


Paper2エッセイの分析と評価の焦点は、作者の選択が2 つの作品の重要な意味をどのように形成するかを比較対照することにあります。課題をしっかり理解する事が大切です。


課題は哲学的あるいは文学的なポイントを持っています。

  1. 作品内で開発された特定のコンセプト、アイデア、または問題

  2. 著者の選択 (形式やジャンルに固有ではない)

  3. 両方の組み合わせについて


《例題》

「我々は皆、自分自身の囚人である。」という考え方があります。あなたが勉強した少なくとも2つの作品について、囚われているという感覚が読者に与える意味と、影響をどのように形作っているか論じてください。


この課題のポイントは「自分自身の囚人」というキーワード。

哲学的な引用文「我々は皆、自分自身の囚人である。」は、学習した作品のテクストにないものです。

つまり、学習した作品に直接関係している引用ではなく、あくまでもイメージを強化させるために使うものと考えましょう。


この時、役に立つのがモーフィングです。

元々は画像加工の用語で、2つの画像を合成させて中間状態を作り、一方の形からもう一方の形へと変形していくような様子を生成することを意味します。


Paper2では、課題の中の哲学的なキーワードと、学習した作品のアイデアを合成させるよう考えてみましょう。


まずは「囚人」というキーワードを考えてみてください。

刑務所に収監されている人、というそのままの意味では、学習した作品にマッチしないことの方が多いはずです。

監禁、幽閉、自由を奪われた状態、監視されている状態、特定の考え方に囚われている状態…といったように、「囚人」からイメージを膨らませてみましょう。


例えば、過去のある出来事がトラウマになっている登場人物がいたとしましょう。その人物は、過去に囚われている、と考えることができるはずです。

そこから、登場人物の思い出や過去の経験は、時に人を閉じ込めたり、自由を奪ったりすることがあるというアイデアにねじ込むことができます。



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