2021年からの新しいIBDP Japanese A
- STUDIO.S日本語教室
- 2020年1月14日
- 読了時間: 2分
更新日:2021年6月12日
2021年5月のファイナル試験から、新しいスタイルに切り替えが行われることになりました。
それに伴って、学習シラバスにも大きな変更が行われています。
①取り上げる作品の数が10作品→9作品に
SLの場合、2年間で学習する作品数が1つ少なくなりました。
さらに、いくつかの条件が加わっています。
・最低3作品は母語以外の言語で執筆されたものの翻訳であること
・最低4作品は母語で原文が書かれているものを選ぶこと
・2つ以上の大陸、3つ以上の国や地域に属している作品を選ぶこと
②4つのパートの分類が廃止に
これまでは、Part1翻訳小説、Part2精読、というように学習する作品を4つのパートに分けていましたが、新しいシラバスではこれが廃止されています。
その代わり、9つの作品の中から、オーラルで取り扱う作品を2作、Paper2で取り上げる作品を2作選ぶことになります。これら4つの作品は、重なってはいけません。
オーラルで取り扱うものは、翻訳作品と日本文学を1つずつ選びます。
Paper2は、どちらも日本文学で構いません。
③オーラルではグローバルイシューに注目
これまでの試験では、コメンタリーとプレゼンテーションという2タイプのオーラルがありました。
新しいスタイルにいて、オーラルは1種類だけです。
グローバルイシューを1つ選び、それに沿った発表を行います。
SSSTの生徒さんの場合、オーラルもデータを録音してIBOに送り、外部評価扱いになります。
最終試験のPaper1,Paper2に関しては、それほど大きな変更は見られません。
ただし、Paper1では所見の文章の読解分析を行いますが、これまでは散文(小説または随筆)か詩の2択でしたが、戯曲や意見文も含めた2択になります。
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