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継承言語とは何か

2006.08.22(Tue)



昨日の記事には、「海外で暮らす子供たちの日本語は継承言語になる」というタイトルをつけました。

さて、「継承言語」とは、いったいなんでしょう?

私も、こちらにきてバイリンガル・バイリテラシー・バイカルチャーについて勉強している中で知りました。


継承言語というのは、「親から受け継いだ言語」のことです。

日本語を母語とする親から、と言ったほうがいいかもしれません。

そして、たとえ日本語が母語にならないとしても、継承言語になることは可能です。なぜなら、子供にとっての日本語は家族の誰にも由縁のない第二第三外国語ではなく、親に由縁のある言語なのですから。


最近の、特に多文化他民族の環境でのバイリンガル研究は、母語と外国語という捉え方ではなく、親から受け継いだ継承言語と、毎日の生活に必要な現地語という捉え方が増えてきているようです。

 
 
 

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