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視覚で捉える日本語3

2006.08.31(Thu)



視覚を意識した3回目は、名前カードを使ったものです。

名前カードというのは、私が命名したものですが、手作りのカードです。

もちろん普通の紙でも作ることができます。耐久性を考えて、私は白紙の名刺サイズのカードを購入して作りました。



このカードにものの名前を書き、そのもの貼り付けるだけです。インテリア的にはちょっとカッコ悪いかもしれませんが・・・。そして、訪れた人に「教育まま!」という誤解をされることもありますが。私はあまり気にしていませんw貼り付けるために、ブルータックという粘土状のものを使用しています。これは、何度でも使えますし、壁や家具を傷つけません。


カードの作り方も簡単です。たとえば、椅子に「椅子」「いす」「Chair」というように、漢字、ふりがな(ひらがな)、英語と三種類で書くだけです。日本語の場合は縦書きで、英語の場合は横書きで書くといいと思います。

「洗濯機」「冷蔵庫」というような漢字は、高学年にならないと習わない漢字ですが、子供たちは漢字を丸ごと覚えてしまうので、読む力はどんどんついていきます。書く練習は、後からでも遅くはありません。

これも、「いつまでに何個覚えよう!」というのではなく、いつもそこにあるものとして、無意識のうちに目にする機会を増やしていくことが大切だと思います。


我が家では、縦書き横書きの区別をつけずに作ってみました。

ひらがなは黒、カタカナが青、漢字が緑、英語が赤という四色の色わけもしてみました。

現在、長男はそのカードには文字が書かれていることは理解しています。けれども、もちろん読めません。文字の種類も理解してはいません。ただ、(壁に貼ってあるのでこのカードには壁と書かれているのだろう)という推測はしています。


今のところ、こちらからこのカードについて何か説明したり教えたりということはしていません。いつごろ興味を示すかなぁ、と様子を見ているところです。時々「これはね、ドアって書いてあるんだよ!」と威張って?私に説明してくれています。


このカードを子どもたちが認識したら、「貼り付けゲーム」ができます。

「ドア」のカードならばドアにそのカードを貼らせるゲームです。


二人でする場合は、自分のカードの中から一枚選んで相手に渡し、相手がそれを貼るというスタイルでも遊ぶことができます。

競争スタイルにすると、家の中を走り回ることになるので、注意が必要です。


「どこにあるゲーム」は、選んだカードに書かれているものが、家の中のどこにあるのかを当てるゲームです。

「ソファ」だったら「居間・リビングルーム」。

「テーブル」だったら「食堂・ダイニングルーム」といった具合です。

 
 
 

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