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発声練習

2006.09.25(Mon)



日本語と英語では、話すときに使う筋肉や、口のあけ方が違うといわれています。私自身も、家族と長い時間英会話を続けていると、日本語を話すときに口周りに違和感を覚えることがあります。

日常生活の中で、そうした使い分けまでもしている子どもたちはすごいですね!

今日は、口の動かし方を考えた発声練習について書いてみます。


日本語と英語で口のあけ方が違うのならば、日本語の時間の前に、まず口の柔軟体操をしてみてはどうだろうか?と考えました。

そこで思い浮かんだのが、劇団員の方などがやる発声練習です。

「あ!え!い!う!え!お!あ!お!」

なんて叫んでいるシーンを何かで見たことがあります。

日本語の時間の前に、必ずこうした発声練習をするのです。

普通の会話よりも大きな声を出しますし、母音を意識してはっきりと発生しますから、口の周りの筋肉もほぐれるのではないかと考えています。


発声練習の際には、次のことに気をつけています。

1.おなかから声を出す

おなか、というよりも下腹、ですね。そこにぐっと力を入れます。声の響きが違います。


2.のどの力を抜く

下腹にはぐっと力を込めるのですが、のどはやわらかく開きます。

のどに力が入ると、いためる場合もありますし、何より出てくる声が美しくありません。


3.口をしっかり動かす

普通の会話では、あまり大きく口を開いたりすぼめたりしなくても発声できる日本語です。けれども、発声練習では、一語一語しっかり口を動かしてもらいます。口周りの柔軟運動ですからね。


ほかにも呼吸やリズムなど、考えるといろいろ出てきそうですが、今のところ私が子どもたちに注意するのはこの3つです。


題材は、先ほどの「あえいうえおあお」のシリーズ。

ほかに「はひふへほ」で、それぞれ笑ってみるというのもあります。


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