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子どもを読書好きにする読書指導50のコツ

2006.09.12(Tue)



子どもを読書好きにする読書指導50のコツ(上條 晴夫)学事出版(1600円)1996年



(1)人の話を聞く技術は後天的であると知ること。

(2)時間が許す限り頻繁に行うこと。

(3)絵本から始め、お話の本、小説へと進むこと。

(4)聞き手の興味を宙ぶらりんにするためによい場面で区切ること。

(5)読み聞かせのあとは話し合いの時間を持つこと。

(6)読み聞かせには練習が必要であること。

(7)表情を豊かに読むこと。

(8)ゆっくりした速さで読むこと。

(9)読む本にはあらかじめ目を通しておくこと。

(10)いったん読み始めた本は最後まで読み聞かせを続けること。




この10か条は、コツのコツ、基礎の基礎、といったところでしょうか。

最近は「エプロンシアター」や「大形絵本」などを利用して舞台での大掛かりな読み聞かせの会というものも増えてきているようです。

そうなってくると、聞き手である子どもたちは観客であり、読み手側は演者となります。何気なく読んであげるだけではなく、そうした関係性をも踏まえながら読むことで「指導」が生きてくるというわけです。


著者は、(4)が特に大事だと書いています。余韻をひく、というのでしょうか、子供たちが「もっと!」と言うようなあたりで止めるのがコツということなのでしょう。

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